大正・昭和の秘本シリーズ 「肉酔の姦罪人」
「もう離れないわ、ずっとこのまま、二人一緒よ、誰になんといわれようと別れない、もっと強く抱いて!」
由紀の絶叫が、俺の全身を快く痺れさせた。
しかし、もうひとりの俺は、由紀の言葉を信じきってはいなかった。結局は、一時の昂奮がいわせた寝物話となるだろう。俺の激しさに酔いしれた由紀の、迷い言なのだ。
由紀には出征中とはいえ夫がいる。子供もいる。
しかも、俺たちは従姉弟の関係だ。肉欲の嵐が通り過ぎれば、覚めないわけがない。由紀が「雪国に旅してみたい」といったのは、別れを決意していたからだ。ーー俺は、由紀の決意を翻すべく、遮二無二責め続けた。
***
突然、身体を離したので由紀は驚いたみたいだ。だが躊躇せず、両腕で由紀の股を抱えこんで、その間に顔を埋めた。鼻先に触れた秘毛は湿っていた。俺は思いきって舌でクリXXXを舐めあげ、さらに唇に挟んで、吸ったりしゃぶったりした。ただただ、由紀の心を奪いたい一心で行った。
「まあ、汚いわ、やめてちょうだい……」
「由紀ちゃんの身体で汚いところなんてあるもんか」
俺は構わず口撫を続けた。両手で裂け目を広げて、舌を伸ばせるだけ進めて肉襞を抉りまわすと、粘っこい分泌液が湧き出て、俺の唾液と混じり合って、割れ目からあふれた。
沖渉二先生礼賛
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沖渉二先生礼賛
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